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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻7号

1975年07月発行

文献概要

原著

妊娠中毒症と血清補体価

著者: 樋口正臣1 春名宣之1 高橋京子1 竹内正七1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.543 - P.546

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 妊娠現象は一種の同種移植現象であり,複雑な妊娠現象のmechanismに液性免疫学の観点からしても免疫学的機序が関与している可能性は十分予想される。また古来,妊娠中毒症の成因に関しては,種々の説があげられているが,今回われわれは妊娠中毒症の病因解明の1つのアプローチとして,補体価の面から,妊娠中毒症にいかに免疫現象が関与しているかを検討した。補体価としてはCH50値を利用して,典型的な重症妊娠中毒症4例に経時的なCH50値の測定を行つて検討を加え,さらに文献的な考察を試みてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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