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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻7号

1975年07月発行

原著

Prostaglandin Fによる分娩誘発で出生した児の評価について

著者: 森巍1 畝木克己2

所属機関: 1三菱水島病院産婦人科 2岡山大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.547 - P.548

文献概要

 Prostaglandin F(以下PGFと略)の分娩誘発効果については数多くの研究があり,私たちも先に陣痛誘発剤としてPGFはOxytocinに比べて特にすぐれたものとはいい難いが,Oxytocinとは異なつたいくつかの興味ある特徴をもつていることを報告した1)。しかし他方,この薬剤の新生児に及ぼす効果についての研究は意外に乏しい。PGは胎盤を通過する2)といわれ,したがつて分娩時に投与されたPGが新生児の代謝に何らかの影響を及ぼすことは十分想像される。
 そこで私たちはPGFで分娩を誘発し出生した児について,Oxytocin投与により出生した児との比較を試みたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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