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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻7号

1975年07月発行

薬の臨床

ステロイド避妊薬長期服用者の血液生化学的所見その1:肝機能について

著者: 塚田一郎1 街風喜雄1 木暮正彦1 村国穣1 岩崎哲夫1 陳清勁1

所属機関: 1関東逓信病院産婦人科

ページ範囲:P.555 - P.559

文献概要

 ステロイド避妊薬が臨床応用されるようになつてからほぼ15年を経過し,この間にその避妊効果や副作用に関する研究報告は国内雑誌に発表されたものだけでもおびただしい数にのぼる。しかし,それらは長くても3年以内の比較的短期間の服用者についての研究で,数年以上に及ぶ長期服用時の副作用についての報告はほとんど見当らない。
 著者の1人街風らは約10年前からステロイト避妊薬の臨床的研究に着手し第11回,第12回日本不妊学会総会などにその成績を報告してきたが,その後も主としてその全身的副作用について定期的な臨床検査によつて追及を続けてきた。主な検査は,肝機能,血糖その他の血液生化学的所見,血液凝固能,血液像などで,このほか血圧,体重,自覚症状などについても常時チェックしている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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