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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻8号

1975年08月発行

年間テーマ--診断から治療へ 分娩進行の異常

胎児側因子の異常

著者: 新井正夫1

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.589 - P.593

文献概要

 近代産科学の発展は分娩進行経過ならびに児の予後に重大な影響を及ぼし得る種々の因子を解明するに至り,胎児頭骨盤不適合,子宮内発育遅延,胎盤機能不全症候群,胎児成熟度,胎児切迫仮死,頸管因子,回旋異常の解析などの諸概念がつぎつぎに登場し,方法論的にも,ME,超音波の導入,羊水分析などにより急速な進歩をみている。
 分娩経過中の母体と胎児の正確な情報を従来の診断法に加えて有力な新しい検査法も駆使した診断法により,一層安全な産科管理を行なうべく,本稿では,実際的な事像に基き分娩時の診断から指針と管理法について胎児側因子の異常を中心にして要約を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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