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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科29巻8号

1975年08月発行

文献概要

年間テーマ--診断から治療へ 分娩進行の異常

いわゆるCPD

著者: 竹村喬1 山口泰1 青木嶺夫1

所属機関: 1大阪逓信病院産婦人科

ページ範囲:P.595 - P.600

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 安産を予期していても,時には意外に難産となり,手こずることは日常よく経験するところである。CPDなどで分娩が遷延し,いわゆる難産となつても,経腟分娩ができればよいが,苦灘の末,帝王切開になる例も少なくない。
 また,予想しない巨大児の出生に一驚したり,分娩誘発して満期産未熟児に狼狽させられるケースも皆無ではない。このような場合,幸い異常がなければ事なきを得るが,児の死亡など不幸な転帰をとると,面倒な医事紛争に結びつかないとも限らない。分娩を取扱うものにとつて,CPDは産科医の頭痛の種であり,大きな関心事となつている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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