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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科3巻1号

1949年01月発行

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新子宮收縮劑セカラミンに就て—豫報

著者: 鈴村正勝1

所属機関: 1東京大學醫學部産婦人科教室

ページ範囲:P.14 - P.17

文献概要

1.緒言
 現在使用されている子宮收縮劑には腦下垂體後葉ホルモン・キニーネ劑及麥角劑を主とし,加うるに合成劑としてグラビトール類,アミン類があり,卵胞ホルモン・インシュリン等にも同一作用があるが未だ實地應用の域には進んで居ない.孰れもその作用の相異により分娩各期及産褥に使い分けされている.
 麥角劑の有効成分としては現在麥角アルカロイドであると認められている.麥角アルカロイドとして純粹な製品が出來たのは1878年TanretがErgotininを發見したのが最初であるが,之には未だ子宮收縮作用が無かつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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