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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科3巻11号

1949年11月発行

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サルファ劑の羊水移行について

著者: 河原節1

所属機関: 1東邦醫科大學産婦人科教室

ページ範囲:P.421 - P.421

文献概要

 サルファ劑は主として腎臟から排泄せられるが,其他,乳汁,唾液,汗,膽汁等からも少量ながら排泄せられる.然し羊水の中へどの程度移行するかの實驗は見當らない.そこで,アブレル氏法を施行する場合に少量の羊水を得て,それを實驗材料とし,尚正常分娩時に人工破水を施しその羊水の得られたものも材料とした.
 先づ第1回の試みとして1gのズルフアミンを羊水採取前3時間に服用させ,羊水採取の場合は同時に同一人から血液も採取し,血中のサルファミン劑濃度と羊水中のサルフア劑濃度とを比較した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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