icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科3巻2号

1949年02月発行

--------------------

妊娠と梅毒

著者: 三谷靖1

所属機関: 1長崎醫科大學

ページ範囲:P.41 - P.45

文献概要

緒言
 梅毒は早期に適當な治療を充分受けた時の外は體内に長く潜伏して治癒しない事が多い.梅毒に罹つている婦人が妊娠した時は胎兒も感染して屡々流早産の原因となり,又時には先天梅毒兒を分娩し,一方乳幼時の死亡率を高め,惡質劣等な子孫を作り,優生學上恐るべき結果を齎らすものである.之を豫防するには云うまでもなく梅毒の早期發見と早期充分加療が大切であるが,實際問題としては婦人では不識梅毒が多いため,何等感染した覺えがなくても,又何等症状がなくても梅毒に罹つているものが多いから,これによつて受けてゐる害毒は少くないのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら