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生理的收縮輪の臨床的觀察—その1 分娩編
著者: 山田達郞1
所属機関: 1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室
ページ範囲:P.45 - P.55
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分娩時子宮に對する機能解剖學的研究は19世紀中期より漸次盛になつて來たが,未だ充分な解明に達していない問題が多い.收縮輪もまたそうであつて,本問題は解剖學的原因に基くところの一物理的現象により生ずるため解決も仲々困難にして,色々論議の目標となつている.
此の收縮輪に關して,病的收縮輪は臨床的に種々分娩障碍を來すために,屡々研究報告せられて來たが,生理的收縮輪に關する研究は非常に少い.此處に於て,分娩機序研究のためにも,又病的收縮輪解決のためにも,先づ生理的收縮輪の解明に向わなければならないのである.
分娩時子宮に對する機能解剖學的研究は19世紀中期より漸次盛になつて來たが,未だ充分な解明に達していない問題が多い.收縮輪もまたそうであつて,本問題は解剖學的原因に基くところの一物理的現象により生ずるため解決も仲々困難にして,色々論議の目標となつている.
此の收縮輪に關して,病的收縮輪は臨床的に種々分娩障碍を來すために,屡々研究報告せられて來たが,生理的收縮輪に關する研究は非常に少い.此處に於て,分娩機序研究のためにも,又病的收縮輪解決のためにも,先づ生理的收縮輪の解明に向わなければならないのである.
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