文献詳細
文献概要
--------------------
男性不妊診斷としてのミラー・クルツロック試驗法—精子の頸管粘液貫通試驗
著者: 山口哲1
所属機関: 1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室
ページ範囲:P.311 - P.312
文献購入ページに移動緒言
ミラー・クルツロック試驗法は1932年Miller及びKurzrokが考案したもので,精子の頸管粘液に對する貫通性を檢査して,不妊の原因が精子と頸管粘液間の特殊條件に基因するや否やを判定する試驗法である.從つて從來精液分析のみでは不明であつた不妊原因が明確となる爲め,今後不妊患者治療上當然行わるべき診斷法となるものと推測し,此處に本試験法の詳細を紹介すると共に,併せて實驗成績を報告し,諸家の參考に供する次第である.
ミラー・クルツロック試驗法は1932年Miller及びKurzrokが考案したもので,精子の頸管粘液に對する貫通性を檢査して,不妊の原因が精子と頸管粘液間の特殊條件に基因するや否やを判定する試驗法である.從つて從來精液分析のみでは不明であつた不妊原因が明確となる爲め,今後不妊患者治療上當然行わるべき診斷法となるものと推測し,此處に本試験法の詳細を紹介すると共に,併せて實驗成績を報告し,諸家の參考に供する次第である.
掲載誌情報