文献詳細
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文献概要
内膜症に由來する婦人の苦痛は種々雜多である.先づ最初にこの病氣の合併症とは何かということをきめてかゝる必要がある.内膜症發生場所はそれだけでは症状發現の原因とはならないし性器外又は骨盤外に病状がある場合には必ず發症するとは限らない.この病氣の特色としては病變の重さと症状の篤さとが必ずしも一致しないことがあげられる.勿論,ホルモン,X線又は外科治療の副作用を内膜症の症状と混同することは許されない.著者は併發症を次の如く規定する.即ち,表面性播種性病變或は孤立結節性病變の何れによるものでも,症状的に又は理學的に性器,泌尿器又は消化器の機能障碍を起す病氣を併發症と規定する.
この樣な併發症は非特異性の症状として現われがちであって,内膜症以外の病氣にも普通現われるものである.
この樣な併發症は非特異性の症状として現われがちであって,内膜症以外の病氣にも普通現われるものである.
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