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産婦人科領域での癌・胎児蛋白(carcinofetal proteins)をめぐる諸問題
著者: 佐藤芳昭1 竹内正七1
所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.5 - P.12
文献購入ページに移動 妊娠—胎児—癌の間には共通する部分が少なくない。すなわち癌の発生と妊娠を契機としての胎児の生長には似かよつた点が少なくないと考えられる。
最近の著しいbiochemical techniqueの発達はこれらの関連を癌胎児共通抗原を含む免疫学的な課題を主とする話題として提供しつつある。すでにTatarinov,Abelevらにより肝癌に対する診断的評価をされて以来,その測定意義は確立したといえるα—fetoprotein(AFPと略)をはじめ,種々の癌胎児蛋白・carcinofetal proteins (CFPと略)が基礎的にのみならず臨床的にも注目をあびている。
最近の著しいbiochemical techniqueの発達はこれらの関連を癌胎児共通抗原を含む免疫学的な課題を主とする話題として提供しつつある。すでにTatarinov,Abelevらにより肝癌に対する診断的評価をされて以来,その測定意義は確立したといえるα—fetoprotein(AFPと略)をはじめ,種々の癌胎児蛋白・carcinofetal proteins (CFPと略)が基礎的にのみならず臨床的にも注目をあびている。
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