icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻1号

1976年01月発行

文献概要

特集 陣痛誘発

機械的方法による陣痛誘発

著者: 安井志郎1

所属機関: 1安井医院

ページ範囲:P.31 - P.34

文献購入ページに移動
 陣痛誘発の目的は分娩であるから,命題を分娩誘導とほとんど同義に解釈させていただくことをお許しねがいたい。
 分娩の開始が陣痛の開始と同一視されているため,一般には陣痛を誘発することが分娩誘導であると考えられやすい。しかし,経産婦のきわめて軽い出産や,墜落分娩では陣痛はほとんどなく,いきみが来ただけで生まれてしまうこともあるわけで,これらは産道が十分開いていれば,子宮収縮(陣痛)の役割はごくわずかで分娩を終了させられることを示している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?