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特集 陣痛誘発
機械的方法による陣痛誘発
著者: 安井志郎1
所属機関: 1安井医院
ページ範囲:P.31 - P.34
文献購入ページに移動 陣痛誘発の目的は分娩であるから,命題を分娩誘導とほとんど同義に解釈させていただくことをお許しねがいたい。
分娩の開始が陣痛の開始と同一視されているため,一般には陣痛を誘発することが分娩誘導であると考えられやすい。しかし,経産婦のきわめて軽い出産や,墜落分娩では陣痛はほとんどなく,いきみが来ただけで生まれてしまうこともあるわけで,これらは産道が十分開いていれば,子宮収縮(陣痛)の役割はごくわずかで分娩を終了させられることを示している。
分娩の開始が陣痛の開始と同一視されているため,一般には陣痛を誘発することが分娩誘導であると考えられやすい。しかし,経産婦のきわめて軽い出産や,墜落分娩では陣痛はほとんどなく,いきみが来ただけで生まれてしまうこともあるわけで,これらは産道が十分開いていれば,子宮収縮(陣痛)の役割はごくわずかで分娩を終了させられることを示している。
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