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特集 産婦人科内分泌異常症候群
Ⅰ.内分泌異常症候群に関する最近の考え方
著者: 東條伸平1 福西秀信1
所属機関: 1神戸大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.846 - P.850
文献購入ページに移動 古く多くの先人達はいくつかの特異な症候を共通にもつ特殊な病態があることに気付き原因が不明なままに「症候群」としてその臨床像を詳しく観察し,記録に止めた。
たとえば100年以上も前にChiari (1852),Frommel (1882)らは分娩後の持続的な乳汁分泌と無月経を主徴とする症例を報告したが,今日では彼らの名前だけでその症候群の疾病概念が構想できるまでにポピュラーなものとなったし,1930年も後半になると臨床内分泌学の分野ではStein—Leventhal (1935),Sheehan (1937),Turner (1938),Albright (1937)らがあいついで月経異常を伴う特殊症候群を報告し,この時期は臨床内分泌学の一つのエポックとなった。
たとえば100年以上も前にChiari (1852),Frommel (1882)らは分娩後の持続的な乳汁分泌と無月経を主徴とする症例を報告したが,今日では彼らの名前だけでその症候群の疾病概念が構想できるまでにポピュラーなものとなったし,1930年も後半になると臨床内分泌学の分野ではStein—Leventhal (1935),Sheehan (1937),Turner (1938),Albright (1937)らがあいついで月経異常を伴う特殊症候群を報告し,この時期は臨床内分泌学の一つのエポックとなった。
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