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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻11号

1976年11月発行

文献概要

特集 産婦人科内分泌異常症候群 Ⅱ.臓器別にみた症候群 A.性腺機能異常に関するもの

医療後にみられるもの(卵巣欠落症候群,過剰刺激症候群,過剰抑制症候群)

著者: 東山秀聲1

所属機関: 1京都府立医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.866 - P.872

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Ⅰ.卵巣欠落症候群
(Castration syndrome)
 〔定義〕卵巣欠落症候群は,両側卵巣が摘除されるか,または放射線照射あるいは全身障害により卵巣の機能喪失をきたし,その結果卵巣ホルモンの欠落に生体が適応できないときに出現する症候群である。
 〔症状〕局所症状として無月経,性器の萎縮,全身症状として自律神経症状が主体となり,頭重,のぼせ,肩こり,冷え症,血管運動神経症状 (顔面発赤,熱感),精神神経症状,代謝障害などが現われる。この欠落症状は卵巣機能が盛んな年代であればあるほど,愁訴が強くなる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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