文献詳細
特集 産婦人科内分泌異常症候群
Ⅱ.臓器別にみた症候群 C.副腎機能異常に関するもの
文献概要
Ⅰ.Cushing症候群
1.定義
本症は,副腎皮質性glucocorticoidsの分泌過剰を伴い,原因の如何にかかわらずHarvey Cushing(1932)1)の記載した臨床像,すなわちBuffalo型肥胖(central obesity),高血圧,皮膚線条,多血性満月様顔貌,多毛症,月経異常などを呈する症例を総称してCushing症候群と呼ぶ。このうち特に下垂体性ACTH過剰分泌による両側副腎皮質過形成に基づいたhypercorticolismのあるものをCushing病と呼んでいる。
1.定義
本症は,副腎皮質性glucocorticoidsの分泌過剰を伴い,原因の如何にかかわらずHarvey Cushing(1932)1)の記載した臨床像,すなわちBuffalo型肥胖(central obesity),高血圧,皮膚線条,多血性満月様顔貌,多毛症,月経異常などを呈する症例を総称してCushing症候群と呼ぶ。このうち特に下垂体性ACTH過剰分泌による両側副腎皮質過形成に基づいたhypercorticolismのあるものをCushing病と呼んでいる。
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