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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻11号

1976年11月発行

特集 産婦人科内分泌異常症候群

Ⅳ.症候群鑑別診断法

肥満あるいはるいそうを伴う症候群

著者: 森憲正1 岩佐隆史1

所属機関: 1宮崎医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.952 - P.957

文献概要

 肥満やるいそうを一症状とする疾患は数多くある。ちなみに田坂・木本・大渕監修「症候学事典」を通覧しても肥満では33疾患,るいそうでは38症候群を数えることができる。このような原疾患の一症状としての肥満症あるいはるいそうは症候性肥満症,症候性るいそう症と呼ばれており,原因とみなされる疾患が見出されない単純性肥満症,単純性るいそうと区別されている。
 肥満症の大部分は単純性肥満症であり,症候性肥満症の占める割合は少なく,原因疾患の特徴が明瞭に現われると鑑別は比較的容易であるが,単純性肥満症でも肥満症の合併症のため症候性肥満症との鑑別が問題となる場合がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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