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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻11号

1976年11月発行

文献概要

特集 産婦人科内分泌異常症候群 Ⅳ.症候群鑑別診断法

産褥期における症候群

著者: 平野睦男1

所属機関: 1東北大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.972 - P.974

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Chiari-Frommel症候群とSheehan症候群
 産褥に合併する内分泌異常症候群としては,Chiari-Frommel症候群とSheehan症候群がある。前者は乳汁漏と無月経を主要症状とし,分娩後の視床下部機能障害によって発症すると考えられている。後者は分娩時の出血またはショックにより下垂体前葉に虚血性壊死を生じ,これにもとづく下垂体前葉機能低下症である。両者とも分娩後に発症するが,その臨床像は全くことなり,この間の鑑別は困難ではない(表1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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