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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻12号

1976年12月発行

特集 先天異常の胎内診断

胎児造影法による児奇形の診断—胎表造影の方法

著者: 奥村裕正1

所属機関: 1日赤医療センター

ページ範囲:P.1015 - P.1016

文献概要

 胎児造影法には二種類あり,一つは間接的造影法である羊水造影法と他は直接的造影法である胎表造影法である。胎表造影法というのは,油性の造影剤を羊水の中に注入して撮影すれば,造影剤は胎児の体表面の胎脂に付着して,その皮膚を線画のように鮮明に造影することができる方法である。この胎表造影は最初は前置胎盤の診断の目的でいろいろと実験しているうちに偶然発見されたもので,昭和15年6月日本医事新報929号に初めて宇津木・橋爪(旧日赤産院)らによって発表されたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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