文献詳細
特集 先天異常の胎内診断
胎児造影法による児奇形の診断—その理論と実際
著者: 百瀬和夫1 西沢宏明2 内野鴻一3
所属機関: 1東邦大学医学部産婦人科学教室 2都立荏原病院産婦人科 3大森赤十字病院産婦人科
ページ範囲:P.1017 - P.1020
文献概要
しかし先天異常の分娩前診断はきわめて困難である。子宮内にある胎児の状態を観察するために,妊婦の下腹部をX線撮影することは,すでに1920年代から試みられていたが,単純撮影では骨格しか認められず,軟部組織の検索には子宮内への造影剤注入—胎児造影が必要である。
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