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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻12号

1976年12月発行

文献概要

綜説

婦人科癌における補体第1成分不活性化因子の問題点

著者: 竹内裕1 樋口正臣1 竹内正七1

所属機関: 1新潟大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.1039 - P.1042

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 自然界における種々免疫現象における補体系の役割についての解明は20世紀後半より急速になされ,現在では9種類のComponentsが分離精製されている。さらにその各Componentsの生物化学的性状も明らかにされているが,補体系におけるInhibitorについての研究は十分なされているとはいい難い。Inhibitorの一つであるCI Inactivator (以下CI IAと略す)に関しても同様であったが,近年この方面からの研究も散見されるようになり注目をあびている。
 そこで著者らは,徒来のCI IAとOstherらにより癌特異的とされる C1Inactivator9)(以下C1IACと略す)について産婦人科領域における各種疾患,とくに悪性腫瘍患者における動態について検討を加えたので,ここにわれわれの成績を述べるとともに免疫現象におけるC1IAについての展望を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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