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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻2号

1976年02月発行

疾患の病態と治療 感染症--最近の動き

抗生物質の使い方—耐性発現機構と薬剤の選択

著者: 藤井良知1

所属機関: 1帝京大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.93 - P.97

文献概要

 耐性発現の機構は,まだ未知の部分も多いが,近年かなり明らかにされてきた。
 それは試験管内で突然変異によつて作り出される抗生物質耐性菌と,私たち臨床家が患者治療の場で遭遇する耐性菌とは,ほとんどその耐性機構が異なることを明らかにしてくれた。そのほかにもともと抗生物質が作用しない種類の菌,すなわちその物質の抗生スペクトルに含まれない,いわゆる自然耐性菌といわれるものの耐性機構も判つてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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