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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻2号

1976年02月発行

文献概要

疾患の病態と治療 感染症--最近の動き

新生児感染症の特徴と治療のこつ

著者: 中村肇1 松尾保1

所属機関: 1神戸大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.117 - P.120

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 抗生物質療法の進歩により,感染症の治療成績の著しい向上がみられるが,しかし新生児感染症に関しては,児のもつ免疫学的特異性が関与するため,今日なお敗血症,化膿性髄膜炎による死亡率はきわめて高く,またたとえ救命し得ても高率に脳神経障害を残す。新生児感染症の特徴として,その臨床症状がきわめて非特異的であるとともに病状の進行が急速であるため,早期診断・感染を予知することが,その予後を大いに好転させるといえる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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