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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻2号

1976年02月発行

文献概要

疾患の病態と治療 感染症--最近の動き

尿路感染症

著者: 高井修道1

所属機関: 1横浜市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.125 - P.128

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 尿路感染症が女性に圧倒的に多く,特に急性膀胱炎は婦人の疾患のうち最も多くみられるものの一つである。その理由は,女性の尿道の解剖学的位置および構造,性交,妊娠,出産などが重要な因子であろうと考えられている。近年女性の無症候性細菌尿(asymptomatic bacteriuria),尿道症候群(urethral syndrome)などが注目されるようになり,尿スクリーニング法として浸液標本(dip slide)の意義も検討すべき時期になつている。再発性の尿路感染症の予防法,治療法についても近年多くの研究報告がみられるようになつた。
 以上のことについて最近の動向を考察して日常診療のお役に供したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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