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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻2号

1976年02月発行

薬の臨床

機能性出血に対する結合型エストロゲン製剤およびトラネキサム酸の使用経験

著者: 山本浩1 林茂1 中村英世1

所属機関: 1川崎市立川崎病院産婦人科

ページ範囲:P.159 - P.161

文献概要

 不正出血を主訴として婦人科外来を受診する患者の数はかなり多く,いわゆる「機能性出血」の診断名のもとに各種治療法が試みられているが,その効果は症例により,必ずしも一定ではない。
 機能性出血の定義もいまだ不明確であり,その病態生理にも不明な点が多いが,病因論的にはホルモン動態に密接に関連していると同時に,出血そのものは血管破綻によるという点から,その治療には従来よりホルモン製剤の他に各種止血剤が使用されており,かつその両者の併用療法も行なわれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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