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婦人科悪性腫瘍における放射線治療の現況
著者: 山田拓郎1 笠松達弘1
所属機関: 1国立がんセンター婦人科
ページ範囲:P.173 - P.183
文献購入ページに移動 日本産科婦人科学会子宮癌委員会によるわが国の子宮頸癌治療成績は,全治療率から国際的に第1位に評価されている。しかしその主因は第Ⅰ期,Ⅱ期における手術療法の好成績と大きな手術適応にあるといわれ,特に放射線療法への努力が焦眉の急と結論されている。
今回,婦人科領域における放射線治療に関し,最近の動向を主として過去数年間の内外の文献を中心に紹介し,若干の説明をこれに加えた。近年,放射線治療の分野では各方面にわたり,多くの変革や発展がなされ,日進月歩の勢いであり,その全貌をここに記することは全く不可能に近い。したがつて子宮頸癌に関しては技術的方面の一端と新核種の紹介に止め,子宮体癌以下は実際の治療法とその成績につき記載した。なお,婦人科悪性腫瘍全般に関するものは,主として子宮頸癌の項に入れた。
今回,婦人科領域における放射線治療に関し,最近の動向を主として過去数年間の内外の文献を中心に紹介し,若干の説明をこれに加えた。近年,放射線治療の分野では各方面にわたり,多くの変革や発展がなされ,日進月歩の勢いであり,その全貌をここに記することは全く不可能に近い。したがつて子宮頸癌に関しては技術的方面の一端と新核種の紹介に止め,子宮体癌以下は実際の治療法とその成績につき記載した。なお,婦人科悪性腫瘍全般に関するものは,主として子宮頸癌の項に入れた。
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