文献詳細
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疾患の病態と治療 妊婦管理
妊娠中毒症
著者: 本多洋1
所属機関: 1東京大学医学部分院産婦人科学教室
ページ範囲:P.207 - P.210
文献購入ページに移動 妊娠中毒症の原因は,現在なお未知のベールの彼方にかくれているといつてさしつかえない。その病因論について従来まで,いろいろの学説が提示され,あまりの多彩さに1966年にイギリスのJeffcoateが"Disease of Theories"と嘆じたほどである。したがつて概念的には「妊娠によつてのみ特異的におこる高血圧・タンパク尿・浮腫を主徴とする症候群」という程度の理解が現在の状態であるといえる。
妊娠中毒症そのものは,妊婦管理の普及が奏功して,次第に重症のものは減少しつつあるが,未だに母体死亡原因のうちの大きな部分を占め,未熟児・低体重児・子宮内胎児死亡などの原因として,児に対する影響も重大なものがある。
妊娠中毒症そのものは,妊婦管理の普及が奏功して,次第に重症のものは減少しつつあるが,未だに母体死亡原因のうちの大きな部分を占め,未熟児・低体重児・子宮内胎児死亡などの原因として,児に対する影響も重大なものがある。
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