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連載 リプロダクション講座・12
文献概要
妊娠中の基礎代謝率が亢進していることはよく知られた事実であり,5〜25%,平均15%の増加を示している。これとともにPBI,T4,TBG (thyroxine binding globulin)も妊娠中には増加している。しかしT3は低下しており,甲状腺ホルモンの蛋白との結合亢進はあるが,甲状腺機能の亢進があるのではないという1,2)。
すなわち妊娠中の基礎代謝率の亢進とそれに伴うO2消費の増加は,妊娠による胎児,胎盤,子宮,乳腺などの発達や,心筋・呼吸筋の運動量の増加によるものである(図1)4)。
すなわち妊娠中の基礎代謝率の亢進とそれに伴うO2消費の増加は,妊娠による胎児,胎盤,子宮,乳腺などの発達や,心筋・呼吸筋の運動量の増加によるものである(図1)4)。
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