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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻3号

1976年03月発行

文献概要

薬の臨床

新しい子宮内避妊器具Uterine Progesterone System (UPS)の臨床効果について

著者: 橋口精範17 鈴木秋悦27 石浜淳美37 我妻堯47 宇都宮睦房47 水野正彦47 久保武士47 内田智47 藤井仁47 堀口貞夫47 広井正彦57 布川修67

所属機関: 1獨協医大産婦人科 2慶応義塾大学産婦人科 3小山市立総合病院 4東京大学産婦人科 5山形大学産婦人科 6新潟大学医学部産婦人科 7UPS研究会

ページ範囲:P.251 - P.257

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 子宮内避妊器具(IUD)は,経口避妊薬(pill)とともに,近代的な受胎調節の手段として,世界的に広く用いられている。その避妊効果は経口避妊薬に劣るが,避妊作用の標的臓器(target organ)が子宮とくにその内膜に限局しているために,全身臓器や代謝などに対して影響が認められないという利点を有する。
 正常子宮腔の大きさには多少の個人差はあるとしても,その形態はほぼ一定しており,その内腔に装着し得る避妊器具の形態の多様性にも,おのずから限度があると考えられる。しかしながら現在までに,考案,製作,臨床使用されたIUDは,世界全体で数10種類に及ぶといわれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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