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文献概要
疾患の病態と治療 産婦人科疾患の免疫学的アプローチ
卵巣の自己免疫症
著者: 森崇英1 北川道夫1 鈴木瞭1 藤田泰彦1
所属機関: 1京都大学医学部婦人科学産科学教室
ページ範囲:P.289 - P.293
文献購入ページに移動自己免疫疾患であることの確定条件として,上述の2つの成立要件のうち主として前半の自己免疫現象の成立に重点を置いたMackay (1963)の臨床免疫学的criteria1)と,後者の病因的意義の確立までも含めたWitebsky (1957)の免疫病理学的criteria2)とがある。むろん,Witebskyの条件がより厳密であるが現在知られているおよそ31種の自己免疫疾患のうち,この条件を具備しているものはSLEほか数種にすぎない。
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