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文献概要
疾患の病態と治療 産婦人科疾患の免疫学的アプローチ
妊娠中毒症と免疫
著者: 中山道男1
所属機関: 1熊本大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.299 - P.306
文献購入ページに移動 晩期妊娠中毒症の本態に関する研究は,1893年,Schmorlのsyncytium細胞の母体内進入説を嚆矢として以来,水中毒説,内分泌説など数多くの研究がなされているにもかかわらずいまだ定説をみない。
妊娠中毒症を免疫学的立場から解明しようとした業績は,上記Schmorlを始めKossmann (1897),Weichardt (1902)らの胎盤細胞の母体進入説,Rosenau (1908)らの胎盤蛋白抗原説,わが国の馬杉(1933)のhepatoxinによる子癇アレルギー説などこれらの追試を交えて幾多の研究が発表されている。
妊娠中毒症を免疫学的立場から解明しようとした業績は,上記Schmorlを始めKossmann (1897),Weichardt (1902)らの胎盤細胞の母体進入説,Rosenau (1908)らの胎盤蛋白抗原説,わが国の馬杉(1933)のhepatoxinによる子癇アレルギー説などこれらの追試を交えて幾多の研究が発表されている。
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