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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻4号

1976年04月発行

文献概要

連載 リプロダクション講座・13

妊婦の腎機能

著者: 木下康民1

所属機関: 1新潟大学医学部第2内科学教室

ページ範囲:P.321 - P.327

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 妊娠中にはいろいろの腎病変が現われる。これを大別すると,①妊娠前には全く健康と思われていた人に現われる場合,②既往に腎疾患とか高血圧に罹患し,一応,治癒した人にみられる場合,③現在も罹患中の場合,である(表1)。しかも,既往の疾患,現在の疾患がどのようなものであり,あるいはどのような病態にあるかによつて,妊婦の腎機能は,妊娠月数の経過に伴つて正常の消長を示すものと,異常の消長を示すもの,すなわち妊婦の予後と胎児の生命にかかわりがあるかどうか,ある程度まで予測が可能である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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