文献詳細
薬の臨床
婦人科領域におけるFlurbiprofenの臨床効果
著者: 蒔田光郎1 九嶋理1 福島峰子1
所属機関: 1秋田大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.341 - P.344
文献概要
FP−70は,抗炎症作用,解熱作用,鎮痛作用が強力といわれているが,基礎的動物実験では,抗炎症作用はモルモット皮膚紫外線紅斑法でIbuprofenの7.8〜52倍,Aspirinの61〜790倍,Indomethacinの5.7〜25倍,解熱作用では発熱ラットでAspirinの約25倍の効果が証明された。鎮痛作用においては,酢酸ストレッチ法でAspirinの約2150倍の効力を示し,その最小有効量は0.04〜0.37mg/kgであつた。
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