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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻6号

1976年06月発行

薬の臨床

トリコモナス腟炎に対するTinidazoleの経口1回投与療法の経験

著者: 外西寿彦1 住吉稔1 中村雅弘1 蔵屋一枝1

所属機関: 1鹿児島市立病院産婦人科

ページ範囲:P.515 - P.518

文献概要

 産婦人科外来を訪れる患者の中で帯下を主訴として来院するものは多いが,ことに腟トリコモナス症はその頻度が10〜20%と高く,近年,本症に対する治療薬として抗生物質を始めとして次々に新薬が登場し,治療成績もかなり上昇してきたが,いずれも再発をきたし易く難治性の疾病として臨床家を悩ましている。
 トリコモナス原虫が腟以外の尿路系や直腸,外陰部,また男性の性器,下部尿路にも発見されることから,局所療法のみでなく最近ではMetronidazoleの経口投与が併用されてきたが,本剤でもかなりの再発がみとめられ,さらに強力な薬剤の登場が望まれてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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