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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻7号

1976年07月発行

原著

子宮頸癌術後の排尿障害に対するプロスタグランディンFの使用

著者: 中村淳1 佐藤恒治1 植竹泰1 家坂利清1 品田孝夫1

所属機関: 1群馬大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.573 - P.575

文献概要

 Prostaglandin (PG)は,精液中の平滑筋収縮物質として発見され,前立腺から分泌されているものと想定され命名されたものであるが,1962年Bergstromによつて化学構造が明らかにされ,さらに化学的合成が可能となるに従い,PGの研究は急速に進歩し,平滑筋作用のみならず,多種多様な生理学的,薬学的作用を有していることが明らかにされてきている。しかしながら実際に臨床的応用されているのは産科領域,ことに陣痛誘発,促進に限定されているのが現状である。私どもは今度PGの平滑筋収縮作用を利用して子宮頸癌術後の排尿障害に対してPGを使用して若干の治験を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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