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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻8号

1976年08月発行

特集 ME--最近の話題

超音波医学の進歩

著者: 井出正男1

所属機関: 1武蔵工業大学電子通信工学科

ページ範囲:P.605 - P.614

文献概要

 近年超音波医学の進歩発展はめざましく,診断・治療の両面にわたって活発な研究が行なわれており,日常の臨床にも広く利用されている。
 超音波の医学領域での応用は「超音波の波動としての性質を用いて生体からの情報を得ようとする情報的応用」と「超音波の持つエネルギーによって生体になんらかの変化を起こさせようとするエネルギー的応用」とに分けられる。前者は主として診断的応用に用いられているが,これは第二次大戦中のレーダー技術を背景に発達したので,最近のエレクトロニクス技術をとり入れ,現在,医用超音波機器の主要を占めるに至った。後者のエネルギー的応用は,主として治療的応用に利用されている。表1は医用超音波応用の現況を分類したものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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