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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻9号

1976年09月発行

疾患の病態と治療 母体環境からみた胎児・新生児

母体の性病と胎児・新生児

著者: 淵勲1

所属機関: 1近畿大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.699 - P.702

文献概要

 胎児・新生児に対する梅毒の感染は主として母体からの経胎盤感染であり,先天梅毒児が出生すると諸々の特徴的な症状を呈することになる。一方,分娩時の産道感染や生後における乳母や梅毒患者との接触によってTreponema pallidumが感染することも全く否定できないが,これは先天梅毒とはいわない。淋病の場合は産道感染であり,新生児膿漏眼が特徴的である。
 妊娠中の性病の発見,治療について,最近の臨床体験から実例を挙げて論じ,胎児・新生児の安全な管理法について触れてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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