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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科30巻9号

1976年09月発行

文献概要

臨床メモ

X線骨盤計測について

著者: 竹内久彌1

所属機関: 1順天堂大学産婦人科

ページ範囲:P.706 - P.706

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 CPDの診断のためにX線骨盤計測が広く用いられていることはいうまでもないが,胎児被曝の危険の意味から不必要な使用は慎むべきである。その意味でこの方法が臨床的にどのくらい効果をあげているものかが関心のもたれるところであり,これの利用に積極的と思われる米国での報告があらわれたので紹介する。
 FDAのKellyら(Am,J.Roent—genol.125,66,1975)はニューヨークのDounstate大学と関連の16病院における,1969,70年度の67078分娩を対象とした調査分析を行なった。X線計測は6.9%に施行されており,1963年の米国政府調査の5.1%より高いのは今回の調査病院が研修病院であったからと思われる。ここで分析が試みられるのは,計測がなぜ施行され,その結果は有効だったか,ということであるが,とくに後者についての検討がなされた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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