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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻1号

1977年01月発行

疾患の病態と治療 進行癌への挑戦--延命効果の可能性

進行癌はどこまでなおせるか

放射線療法の立場から—子宮頸癌Ⅲ期の放射線治療

著者: 荒居竜雄1 森田新六1 梅垣洋一郎1

所属機関: 1放射線医学総合研究所,病院部

ページ範囲:P.23 - P.28

文献概要

 婦人科領域の進行癌の放射線治療といっても範囲が広すぎるので,対象を日常の診療で最も多く遭遇する子宮頸癌(扁平上皮癌)Ⅲ期の治療に限定して話をすすめたい。
 放射線治療は手術と同じ局所療法である。遠隔転移を伴う症例には姑息療法を期待するのみであるが,幸いなことに子宮頸癌は原発病巣がかなり大きくても遠隔転移を有する症例は少ない。しかし局所の癌が制御できないために不幸な転機をとる人が多いので,その治療法について放医研の症例を中心に検討を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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