文献詳細
疾患の病態と治療 進行癌への挑戦--延命効果の可能性
進行癌はどこまでなおせるか
文献概要
婦人科領域の進行癌の放射線治療といっても範囲が広すぎるので,対象を日常の診療で最も多く遭遇する子宮頸癌(扁平上皮癌)Ⅲ期の治療に限定して話をすすめたい。
放射線治療は手術と同じ局所療法である。遠隔転移を伴う症例には姑息療法を期待するのみであるが,幸いなことに子宮頸癌は原発病巣がかなり大きくても遠隔転移を有する症例は少ない。しかし局所の癌が制御できないために不幸な転機をとる人が多いので,その治療法について放医研の症例を中心に検討を試みた。
放射線治療は手術と同じ局所療法である。遠隔転移を伴う症例には姑息療法を期待するのみであるが,幸いなことに子宮頸癌は原発病巣がかなり大きくても遠隔転移を有する症例は少ない。しかし局所の癌が制御できないために不幸な転機をとる人が多いので,その治療法について放医研の症例を中心に検討を試みた。
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