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臨床メモ
IUDと卵管妊娠
著者: 佐藤直樹1
所属機関: 1帝京大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.889 - P.889
文献購入ページに移動 50年ほど前にIUDが,日本の太田,ドイツのGrafenbergらによって効果的避妊法として報告されてから,現在はステロイド経口避妊剤と並んで世界的に使用されている。
ステロイド経口避妊剤とIUDの一番大きな相違点は,前者は,mini—pill法などを除く大部分のものが排卵抑制による避妊であり,後者は受精卵の子宮内膜着床阻害による避妊である。従ってIUDは子宮内妊娠は阻止するが卵管妊娠は阻止されないと推定されている。
ステロイド経口避妊剤とIUDの一番大きな相違点は,前者は,mini—pill法などを除く大部分のものが排卵抑制による避妊であり,後者は受精卵の子宮内膜着床阻害による避妊である。従ってIUDは子宮内妊娠は阻止するが卵管妊娠は阻止されないと推定されている。
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