icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻10号

1977年10月発行

文献概要

臨床メモ

IUDと卵管妊娠

著者: 佐藤直樹1

所属機関: 1帝京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.889 - P.889

文献購入ページに移動
 50年ほど前にIUDが,日本の太田,ドイツのGrafenbergらによって効果的避妊法として報告されてから,現在はステロイド経口避妊剤と並んで世界的に使用されている。
 ステロイド経口避妊剤とIUDの一番大きな相違点は,前者は,mini—pill法などを除く大部分のものが排卵抑制による避妊であり,後者は受精卵の子宮内膜着床阻害による避妊である。従ってIUDは子宮内妊娠は阻止するが卵管妊娠は阻止されないと推定されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?