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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻11号

1977年11月発行

特集 妊娠時の生理--その適応と異常

Ⅰ.システムの適応

代謝系—糖・脂質・蛋白代謝

著者: 吉岡保1

所属機関: 1倉敷成人病センター産婦人科

ページ範囲:P.950 - P.957

文献概要

 妊婦では基礎代謝が亢進し,必要とするカロリー量も多くなり,糖,脂質,蛋白質のすべての代謝が亢進しており,非妊時とは異なった特殊な代謝環境におかれているものと考えられる。しかしながら根本的な代謝機構は非妊時と変わらないものと考えられる。ただ妊娠に伴う内分泌の変動により,母体のみならず胎児の発育に好都合なように代謝のある部分が特に活性化されているものと推測される。
 今回は妊娠時における母体の代謝の特異性について考察する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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