文献詳細
特集 妊娠時の生理--その適応と異常
Ⅲ.適応異常とその周辺疾患
文献概要
1921年にBantingとBestによりインスリンが発見されて以来半世紀余り経た現在,糖尿病婦人の不妊,妊婦死亡の問題はほぼ解決し,糖尿病妊婦における児の周産期死亡も近年減少傾向にあり,これは糖尿病コントロールの改善,適切な分娩時期の決定,新生児管理の進歩に負うところが多い。
妊娠と真性糖尿病の合併例のコントロールについては他の成書に譲ることにし,今回は特集号のテーマ「妊娠時の生理—その適応と異常—」に関係ある事柄について述べたく思う。
妊娠と真性糖尿病の合併例のコントロールについては他の成書に譲ることにし,今回は特集号のテーマ「妊娠時の生理—その適応と異常—」に関係ある事柄について述べたく思う。
掲載誌情報