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特集 妊娠時の生理--その適応と異常 Ⅲ.適応異常とその周辺疾患
気管支喘息
著者: 大内広子1
所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.1045 - P.1046
文献購入ページに移動 気管支喘息と妊娠の合併に遭遇する機会は,さほど多くない。一般に小児の喘息は,成長にともない治癒するものが多いといわれているためであろうか。しかし光井の報告では,成人喘息の3〜15年の遠隔成績でみると217例中完全寛解は15%で,小児喘息より成人喘息に移行したものは治療困難であるという。
本邦における気管支喘息の頻度は,0.8〜1.0%で,妊娠時の合併は0.4〜0.7%といわれている。
本邦における気管支喘息の頻度は,0.8〜1.0%で,妊娠時の合併は0.4〜0.7%といわれている。
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