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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻2号

1977年02月発行

疾患の病態と治療 難治疾患の対策--婦人科外来から

エンドメトリオージス

著者: 杉本修1

所属機関: 1大阪医科大学産婦人科学

ページ範囲:P.149 - P.153

文献概要

 エンドメトリオージスは広義には骨盤子宮内膜症(pelvic endometriosis)と子宮腺筋症(adeno—myosis)にわけられているが,通常エンドメトリオージスといえば前者をさす。異所性に増生した子宮内膜が,浸潤性に周囲組織に広がり,月経と同調して起こる異所性出血が,病巣局所の癒着,硬結,瘢痕をもたらすものであるが,その病態発生になお多くの謎を秘めている疾患である。
 臨床的には活動病巣に起因する月経随伴症状(月経困難症),陳旧病巣がもたらす持続性固着症状(腰,下腹痛,排便排尿障害,性交痛など)を示し,また不妊例が多いという点で重要な疾患である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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