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臨床メモ
胎動数記録の意義(続)
著者: 竹内久彌1
所属機関: 1順天堂大学産婦人科
ページ範囲:P.200 - P.200
文献購入ページに移動 妊婦自身による胎動数記録が胎児の健康状態を知るための良い指標になり得るであろうことは,Sadovskyらの検討結果としてすでに本欄(29巻3号)でも紹介したとおりである。同様な検討の報告として,今回はウェールス大学病院のPearsonら(Brit.Med.J.1,1305,1976)の結果を紹介してみたい。
彼らの行なわせた記録法は午前9時から午後9時までの12時間に妊婦自身が自覚した胎動数を記録させるもので,その目的は胎動数の正常範囲を知ること,リスク妊娠例での胎動数を観察すること,子宮内胎児死亡と胎動数との関連を明らかにすること,などにあった。
彼らの行なわせた記録法は午前9時から午後9時までの12時間に妊婦自身が自覚した胎動数を記録させるもので,その目的は胎動数の正常範囲を知ること,リスク妊娠例での胎動数を観察すること,子宮内胎児死亡と胎動数との関連を明らかにすること,などにあった。
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