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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻3号

1977年03月発行

文献概要

疾患の病態と治療 リスクの高い病態の対策--産科から

胎児切迫仮死

著者: 千村哲朗1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科教室

ページ範囲:P.225 - P.231

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 妊娠末期および分娩時における胎児管理方法は,胎児の呼吸・循環不全を早期に診断する各種の情報獲得手段の進歩により,確実な前進と的確な診断parameterを提供し,周産期における児の低酸素症に対する早期治療を可能とした。
 まず第一は,latent fetal distress (潜在性胎児切迫仮死)に対する各種の胎児・胎盤機能指標(尿中estriol,HPL,αFP,HSAPなど)やfetal reserve power (胎児予備能)指標としての負荷試験(Oxytocin challenge test)などがある。とくにfeto-placental reserveの低下しているhigh-risk pregnancyにおける胎児危険信号の早期獲得は,分娩時におけるfetal distressの管理に重要な情報をあたえている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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