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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻3号

1977年03月発行

文献概要

症例

帝切後に子宮筋腫核内出血をきたした一例

著者: 岩崎哲夫1 村国穰1 藤井純一1 塚田一郎1 街風喜雄1

所属機関: 1関東逓信病院産婦人科

ページ範囲:P.277 - P.280

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 子宮筋腫核内の間質性出血は,極めてまれなものであり,とくに肉眼的大出血をきたしたという報告はみあたらない。今回われわれは巨大な子宮筋腫を合併していた妊婦が,帝切後に筋腫核内に大出血をきたして激しい腰痛と呼吸困難を訴え,貧血を伴ったpoor riskの状態で,腹式単純子宮全摘出術を行ない,一命をとりとめた症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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