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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻4号

1977年04月発行

連載 リプロダクション講座・17

胎児内分泌(1)—総論および間脳—下垂体系・性腺系の分化

著者: 坂元正一1 木川源則1 水野正彦1 水口弘司1 佐藤和雄1 神保利春1 桑原慶紀1 森宏之1 中井利昭2

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室 2獨協医科大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.343 - P.351

文献概要

Ⅰ.総論
 広い意味でのreProductive physiologyあるいはendocrinologyは画期的な進歩をとげたが,胎児のもつautonomyからこれらの諸現象を眺めようとする者にとっては,近代産科学の軌跡のなかに,胎児内分泌学を軸としたobstetric endocrinologyのわだちの跡の乏しいことに今さらながら驚かざるを得ない。
 おそらく,胎生期の分野は,発生学者にとってはtoo oldであり,内分泌学者にとってはtoo youngであるだけでなく,密室のなかの閉ざされた神秘的現象として研究の谷間におかれていたからであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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