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学会報告
第9回世界不妊症学会に参加して
著者: 須藤寛人1
所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.372 - P.373
文献購入ページに移動 東京大会(1971),ブエノスアイレス大会(1974)についで第9回世界不妊症学会会議は本年4月12日より5日間,アメリカのマイアミビーチで開催された。今回は第33回アメリカ不妊学会(American Fertility Society)もかねたので,すべての面でアメリカ色の濃い学会になったという感じを受けた。大会中の2〜3のトピックと私の感想を記させていただく。
避妊ワクチンの現状 WHOは世界の人口増加問題を真剣にとりあげ,経口避妊薬以上の秀れた避妊薬の開発に対して,多大の研究費を出して久しい。水ぼうそうの予防接種と同じように,1回の注射で数年間の確実な避妊が副作用なく行なえるとしたら,それは人類の一つの夢の実現であろう。
避妊ワクチンの現状 WHOは世界の人口増加問題を真剣にとりあげ,経口避妊薬以上の秀れた避妊薬の開発に対して,多大の研究費を出して久しい。水ぼうそうの予防接種と同じように,1回の注射で数年間の確実な避妊が副作用なく行なえるとしたら,それは人類の一つの夢の実現であろう。
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