icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻7号

1977年07月発行

特集 産婦人科における凝固線溶系異常

妊娠および経口避妊薬投与時におけるAntithrombin Ⅲ および Urokinase Inhibitor

著者: 小倉久男1 宮地慧子1 木下佐1

所属機関: 1東邦大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.582 - P.588

文献概要

 妊娠および経口避妊薬投与時においては血液凝固因子の増加および活性亢進をきたすことについて,すでに多くの報告があり,これがときとして血栓栓塞症などの発生の一要因とされているが,その機序についてはなお不明の点が多く,ことに凝固阻害因子および線溶阻害因子の面よりみた研究はあまり行なわれていない。
 今回妊娠後期および産褥期における凝固阻害因子アンチトロンビンⅢ(AT Ⅲ),線溶阻害因子ウロキナーゼ・インヒビター(UKI)の変動ならびに経口避妊薬投与時のATⅢの変動について検討し,興味ある知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら